白鷹のお酒

白鷹のお酒

鷹は百鳥の王といわれ
その中でも白い鷹は
千年に一度現れる霊鳥といわれている。
王者の風格と気品をもつ鷹に
清酒の清らかさをあらわす
「白」とをあわせて生まれたのが
白鷹の酒名である。

  • 山田錦

    六甲山系の北部、兵庫県吉川町。ここで収穫される酒米は、粒が大きく心白(中心の白い部分)が多いため、酒造りに適しており、江戸時代から酒米の産地として、また日本一の酒米「山田錦」の生産地として有名です。白鷹では、同地域の農家と百年以上も昔から栽培契約を結び、酒米の品質向上を支援してきました。そして日本一の酒米で、日本一の酒を仕込んでいます。

  •  宮 水 

    江戸時代に発見されて以来、“灘の生一本”の生みの親とまで言われた「宮水」は、西宮の海岸地帯のごく一部に限って存在する伏流水です。硬度が高くリンやカリなど酒造りに有効な成分を多く含んでおり、この宮水で仕込むとコクの深い辛口の男酒が出来上がります。白鷹では、灘酒の特徴ともいわれるこのコクを大事にするため、自家所有の井戸から湧き出る宮水で、酒を仕込んでいます。

  • 生酛造り

    日本酒は酵母という微生物の働きによって造られます。この酵母を純粋に大量培養したものを酒母といい、酒母造りは酒造りの基本と言われています。「生酛造り」は、自然の乳酸菌や微生物を巧みに使い、高度な技術と日数を経て有料な酒母を育成する伝統技法です。白鷹では、白鷹ならではの味を守り続けるため、最も手間、時間、技術を必要とする生酛造りを今も続けています。

  • 伊勢神宮御料酒

    伊勢神宮の神々には、古より朝晩の食事が供えられてきました。これを日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけのまつり)と呼び、伊勢の大神の御饌は豊受大神宮(外宮)で、鯛、昆布、御飯、鰹節、野菜などと、専用の土器に注がれた酒が供されます。白鷹は、全国数ある酒造の中よりただ一つ、この神宮御料酒に選ばれ、以来一日も欠かすことなく神宮の神々に供えられています。